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作家さん。ページ1万円と、定価10%の印税の世界
たまにはプログ用の記事なんかをと思って一筆。
ゲーム・出版業界のお話。
ただ、微妙なネタなのであとでまるっと消すかも知れません。
コメントなども受け付けますが、その時はまとめて消えてしまうのでご了承を。
もちろん、今かかわっている仕事の内情はバラしませんし、過去のものでも個人・組織にかかわらず名称などはボカします。
業界内情スキャンダル系の話は期待しないでください。
というわけで開始。
ここではないのですが、たまにこう聞かれます。
「(ゲーム、出版系の)業界で働くにはどうしたらいいですか?」
と。
いわゆるプロ希望の人ですね。
これに対して、絵描きの人ならある程度わかります。
昔は絵描きの売り込みもしていましたし、周囲の人材はたいてい絵描き系でしたから。
ただ……
最近はわざわざ売り込まなくても……ちょっと(※)うまくなれば誰でもプロになれるご時世。
大変なのは生き残ること(仕事を続ける)なので、「どこでもいいからプロになりたい」という考えなら本当になれてしまいます。
うまくてプロを目指しているのにプロになれない人は、たいてい
1.特定のジャンル(あるいは雑誌、出版社)の仕事でないと嫌だ
2.仕事を仕上げられない(〆切ぶっちぎる)
3.本気で仕事にしようとは思っていない(言ってるだけで、何も行動を起こしていない)
のどれかだと思うのですよね。
1に関しては……まあ、ポリシーなのでご自由にとしか言えません。
ただ、中には無意識に1縛りをしている人がいます。
「何でもいいからプロになりたい!」
「じゃ、ここなんかの仕事とりやすいけど紹介しようか?」
「エースか電撃大王じゃないと嫌だ!」
「……何でも良くないじゃん」
なんていう会話もありました(ちなみにこの2誌はハードル高めだと思います)。
2は、新人さんに多いです。
これは結構難儀な問題で、本人が自分のペースをつかめてないので結果が出てみないとわかりません。
そして、結果が悪い目の方に出るとフォローで死ねます。
数日なら良いのですが(良くないけど)、掲載不可能なレベルまでぶっちぎられるとどうしようもありません。
商業の場合、同人と違ってリテイクや大人の事情での変更が発生するので、途端にペースを崩してガタガタというケースもあります。
そのため「確実に仕事をあげるベテラン」は、それだけで重宝されることも。
正直、ネタも絵柄もビミョーなのに妙に仕事の無くならない作家さんがいるのは、このためです。
3の人は結構多いです。
「絵で喰っていきたい」
と言いながら、いざそれを仕事にするかどうかの分岐点にさしかかると、これからの生活をリアルに想像して尻込みしてしまう人。
悪いとは言いません。
正直、10年生き残れる方が少数派の世界です。
趣味でだけやっていく方が楽しいかもしれません。
現在、「プロになりとい」と思っていて「何の行動も起こしていない」人は一度自分に問いかけてみてください。
生活をかけるだけの覚悟があるのかどうか。
「待っているだけで、声をかけられてプロになった」
という人もいることはいますが、自分から行動を起こしてプロになった人に比べると、圧倒的に少数派です。
まあ、絵描きさん系だとこんな感じだと思うのですが……
文字書きだととんとわかりません。
何故なら、私の回りで素人時代から知っていて今も生き残っている文字書きになった人はいないし。
私自身、文字書きになったのは流れに身を任せて的なところがあったので。
ここで、簡単な私の流れを紹介しておくと。
●学生時代
中学時代。D&Dで遊ぶ。
(確か、まだ青いのまでしか出てなかったはず)
同じ高校で同じ部屋で部活していた2コ上の先輩が卒業後、プロのイラストレーターになったので、興味を持つ。
(先輩の名は草琢仁と言います。ドラゴンマガジンのソードワールドリプレイ第一期イラストレーター)
投稿や同人活動に手を出す。もちろんソードワールドやりまくり(その他、トラベラーやクトゥルフなど雑食プレイ)。
素人PBMやったり(300人くらい)もした。
その流れで、翔企画「RPGコミック」の読者コーナー一部担当。
(後にこの本はアスキーコミックとなります)
●業界へ
グラフィッカーとして某ゲーム会社に。
けど何故かグラフィッカーではなく、デバッグチームの管理から演出(コンテ、パッケ絵、収録)、制作管理を担当に。
会社を仲間と抜けた後、絵以外を担当しようと思う。
(この時のメンバーが安西真こと西安、森山大輔、安森然、館尾冽とうまい人ぞろいだったので、自分の出番はないと判断)
以降、いろんな仕事を掛け持ちする。
なんだかめんどくさいのでやったことを列挙。
・雑誌ゲーム企画(GURPS、MAGIUS、カードゲーム、他) ←これの一部の名前が泥士朗
・雑誌企画
・PC・コンシューマーソフト企画
・同上、シナリオ ←これにも今後泥士朗の名前を使おうか悩み中
・雑誌ライター(ニュータイプとか諸々ゲーム誌、アニメ誌)
・雑誌編集(角川でサポート要員として)
・えっちぃ企画
・小説家 ←これの一部にも泥士朗の名前
・営業(作家、企画、ソフトの売り込み)
・会社運営(すたじお実験室) ←でも、ほとんど名義だけ
・草の根ネット運営 ←インターネットではありません。着信専用回線のお金返して欲しいですNTT。
まあ、一言で言うと……
見事な器用貧乏です。
やりたいことが多すぎて、1つにしぼりきれていない。
そういう人間なわけですね。
で、まあ。
……あれ。
撮り溜めてたアニメ見ながら書いてたら何書こうとしてたか忘れた……
えーと、作家の話。
……何書こうとしてたんだっけ?
まあいいや。
作家の収入は大きく分けて原稿料と印税です。
商品展開をするような作品を書いている人はそれ以外のロイヤリティをもらったりしますが、それは生活設計にいれないように。
ボーナスくらいに考えておきましょう。
で。
まあ、もちろん仕事内容や出版社にもよりますが。
基本的に原稿料は「ページ単位」ですね。
雑誌、ムックにかかわらず、たいていはページ単位です(ゲームなら作品単位や人月、シナリオ単位が多い)。
相場はだいたい1万円くらいでしょうか。
安いところだと8千円。
ここから税金(まあ、10%)引かれた分が作家の口座に振り込まれます。
亜流として1並び(11111円、つまり税引き後に1万円になる)とか、売れてる雑誌だと半ページで1万円とかあります。
逆にせせこましいと原稿料-税金から、さらに「銀行振り込み手数料」を引くところもあったり。
支払い時期もまちまちですが、書いた本の出版後が普通ですね。
早いところで翌月。遅いと3ヶ月以上先なんてこともあります。
これは文字も漫画も同じかな?
原稿の〆切も雑誌によって異なるので一概にはいえませんが……
例えば、〆切が一ヶ月前の雑誌があったとして。
11月18日売りの雑誌の場合、〆切は10月18日。
支払いの早い出版社なら12月の下旬、遅いと2~3月となります。
仕事が途切れると、どの時期から自分が貧乏になるかハッキリ分かるのが怖いのがこの職業です(笑)。
私の場合、隙間には他の(作家業以外の)仕事を入れるのですが……
作家業オンリーの人の場合、その時期に収入があるようコンビニや日雇いの仕事を入れて収入を調整していることもあります。
結構なベテランさんがそういうことをやっていることもあり、そういうのを聞くとちょっと暗い気分になったり。
絵描きの人は同人即売会で臨時収入を稼げるケースも多いのですが(つか商業より稼ぐ人もめずらしくないわけですが)、文字書きはそういう潰しがきかないのですね。
もう一つの柱が印税。
書き下ろし系の作家さんの場合、こちらがメインの収入となります。
これは簡単に。だいたい税抜き定価の10%。
原作付きの場合、筆者に7%で原作者に3%とか、8%2%とか、優しい出版社さんだと印税比率そのものをあげて9%3%とかいうパターンがあります。
その他、1冊単位でいくら……としているところもあるようですが、私はそういうシステムのところで書いた事がないのでわかりません。
印税は刷った分で発生します。
だから1万冊刷れば、たとえ1冊しか売れなくても作家には1万冊分の印税が入ります。
……まあ、そういう作家さんの本は二度と出してもらえないでしょうが。
というか、多く刷ったとかいう理由がない限り、最低1回は重版かからないと次の本は難しかったりしますね。
ちなみにリンドリは35000部のはず。
一番売れたのはMAGIUSのエヴァで重版連発でしたが、これはまあ「エヴァンゲリオン」という名前のおかげ。
原作者付きなので部数はあえていいません。
私は最近単行本の方には手を出していませんが、初版部数がどんどんおちてきています。
シェアは広がったけれど、書き手も増えたから1つあたりが弱くなってしまった感じ。
昔は初版は最低2万が当たり前だったけど、最近は1万ちょいもめずらしくありません。
とか書いてたら、ちょっと単行本が懐かしくなった……
こっそり別の名前でどっかの賞に出してみようかな……
いろいろぐだくだ書いてみましたが(アニメ見ながらだから本当にぐだぐだだ)。
まぁ、なんというか。
文字書きを目指す人は、文字書きも職業の一つであることを覚えておいてください。
つまり。
生活を維持できない文字書きは、プロの文字書きではないとかそういうことを……
……言いたかったんでしょうか(聞くなよ)?
1年2年を維持することは、そんなに難しくはありません。
でも、10年、20年と続けていくのは至難です。
最近はネットでの小説家講座とか、現実でも専門学校とかもあるみたいなので……
いかにしたら魅力的でわんだほーで惹きつけられる文字を書けるようになるのか、とかそういう知識はそちらに任せます。
気づいたら文字書きになっていた人間の出番ではありません。
用語や知識だけなら、十数年やっている私より専門学校でしっかり授業をうけた人の方が詳しいことすらあるかもしれません(笑)
実際
「プロなのにそんなこともしらないんですか?」
と言われることもあります。
そういうとき私はたいてい
「知らないので教えてください」
と答えます(興味のないものなら「ええ、知らないです」ですませます)。
んー……と。
その他、文字書きさんたちの営業とか、廃業の時とか、色々書くことがうかんではいるのですが……
なんかすでに長くなってしまったのでまぁいいやということで。
こういうふうにだらだら長く書いてしまうのが悪い癖ですね。
文字書きを目指している方の参考に少しはなったでしょうか?
何か聞きたいことでもあったらコメントでも入れてくださいませ。
答えられることなら答えます(今日なら)。
ただし、最初に断っているように、後で消す可能性があります(特に、荒れちゃったりしたら)。
ではでは。
(書き途中見てたもの「無敵看板娘」「パワパフZ」)
※ちょっと、というのは商業レベルで見て「ちょっと」であると断っておきます。また、売り込みというのは企画を絡めた企業的なプッシュです。個人の原稿持ち込みや営業は必須です。
ゲーム・出版業界のお話。
ただ、微妙なネタなのであとでまるっと消すかも知れません。
コメントなども受け付けますが、その時はまとめて消えてしまうのでご了承を。
もちろん、今かかわっている仕事の内情はバラしませんし、過去のものでも個人・組織にかかわらず名称などはボカします。
業界内情スキャンダル系の話は期待しないでください。
というわけで開始。
ここではないのですが、たまにこう聞かれます。
「(ゲーム、出版系の)業界で働くにはどうしたらいいですか?」
と。
いわゆるプロ希望の人ですね。
これに対して、絵描きの人ならある程度わかります。
昔は絵描きの売り込みもしていましたし、周囲の人材はたいてい絵描き系でしたから。
ただ……
最近はわざわざ売り込まなくても……ちょっと(※)うまくなれば誰でもプロになれるご時世。
大変なのは生き残ること(仕事を続ける)なので、「どこでもいいからプロになりたい」という考えなら本当になれてしまいます。
うまくてプロを目指しているのにプロになれない人は、たいてい
1.特定のジャンル(あるいは雑誌、出版社)の仕事でないと嫌だ
2.仕事を仕上げられない(〆切ぶっちぎる)
3.本気で仕事にしようとは思っていない(言ってるだけで、何も行動を起こしていない)
のどれかだと思うのですよね。
1に関しては……まあ、ポリシーなのでご自由にとしか言えません。
ただ、中には無意識に1縛りをしている人がいます。
「何でもいいからプロになりたい!」
「じゃ、ここなんかの仕事とりやすいけど紹介しようか?」
「エースか電撃大王じゃないと嫌だ!」
「……何でも良くないじゃん」
なんていう会話もありました(ちなみにこの2誌はハードル高めだと思います)。
2は、新人さんに多いです。
これは結構難儀な問題で、本人が自分のペースをつかめてないので結果が出てみないとわかりません。
そして、結果が悪い目の方に出るとフォローで死ねます。
数日なら良いのですが(良くないけど)、掲載不可能なレベルまでぶっちぎられるとどうしようもありません。
商業の場合、同人と違ってリテイクや大人の事情での変更が発生するので、途端にペースを崩してガタガタというケースもあります。
そのため「確実に仕事をあげるベテラン」は、それだけで重宝されることも。
正直、ネタも絵柄もビミョーなのに妙に仕事の無くならない作家さんがいるのは、このためです。
3の人は結構多いです。
「絵で喰っていきたい」
と言いながら、いざそれを仕事にするかどうかの分岐点にさしかかると、これからの生活をリアルに想像して尻込みしてしまう人。
悪いとは言いません。
正直、10年生き残れる方が少数派の世界です。
趣味でだけやっていく方が楽しいかもしれません。
現在、「プロになりとい」と思っていて「何の行動も起こしていない」人は一度自分に問いかけてみてください。
生活をかけるだけの覚悟があるのかどうか。
「待っているだけで、声をかけられてプロになった」
という人もいることはいますが、自分から行動を起こしてプロになった人に比べると、圧倒的に少数派です。
まあ、絵描きさん系だとこんな感じだと思うのですが……
文字書きだととんとわかりません。
何故なら、私の回りで素人時代から知っていて今も生き残っている文字書きになった人はいないし。
私自身、文字書きになったのは流れに身を任せて的なところがあったので。
ここで、簡単な私の流れを紹介しておくと。
●学生時代
中学時代。D&Dで遊ぶ。
(確か、まだ青いのまでしか出てなかったはず)
同じ高校で同じ部屋で部活していた2コ上の先輩が卒業後、プロのイラストレーターになったので、興味を持つ。
(先輩の名は草琢仁と言います。ドラゴンマガジンのソードワールドリプレイ第一期イラストレーター)
投稿や同人活動に手を出す。もちろんソードワールドやりまくり(その他、トラベラーやクトゥルフなど雑食プレイ)。
素人PBMやったり(300人くらい)もした。
その流れで、翔企画「RPGコミック」の読者コーナー一部担当。
(後にこの本はアスキーコミックとなります)
●業界へ
グラフィッカーとして某ゲーム会社に。
けど何故かグラフィッカーではなく、デバッグチームの管理から演出(コンテ、パッケ絵、収録)、制作管理を担当に。
会社を仲間と抜けた後、絵以外を担当しようと思う。
(この時のメンバーが安西真こと西安、森山大輔、安森然、館尾冽とうまい人ぞろいだったので、自分の出番はないと判断)
以降、いろんな仕事を掛け持ちする。
なんだかめんどくさいのでやったことを列挙。
・雑誌ゲーム企画(GURPS、MAGIUS、カードゲーム、他) ←これの一部の名前が泥士朗
・雑誌企画
・PC・コンシューマーソフト企画
・同上、シナリオ ←これにも今後泥士朗の名前を使おうか悩み中
・雑誌ライター(ニュータイプとか諸々ゲーム誌、アニメ誌)
・雑誌編集(角川でサポート要員として)
・えっちぃ企画
・小説家 ←これの一部にも泥士朗の名前
・営業(作家、企画、ソフトの売り込み)
・会社運営(すたじお実験室) ←でも、ほとんど名義だけ
・草の根ネット運営 ←インターネットではありません。着信専用回線のお金返して欲しいですNTT。
まあ、一言で言うと……
見事な器用貧乏です。
やりたいことが多すぎて、1つにしぼりきれていない。
そういう人間なわけですね。
で、まあ。
……あれ。
撮り溜めてたアニメ見ながら書いてたら何書こうとしてたか忘れた……
えーと、作家の話。
……何書こうとしてたんだっけ?
まあいいや。
作家の収入は大きく分けて原稿料と印税です。
商品展開をするような作品を書いている人はそれ以外のロイヤリティをもらったりしますが、それは生活設計にいれないように。
ボーナスくらいに考えておきましょう。
で。
まあ、もちろん仕事内容や出版社にもよりますが。
基本的に原稿料は「ページ単位」ですね。
雑誌、ムックにかかわらず、たいていはページ単位です(ゲームなら作品単位や人月、シナリオ単位が多い)。
相場はだいたい1万円くらいでしょうか。
安いところだと8千円。
ここから税金(まあ、10%)引かれた分が作家の口座に振り込まれます。
亜流として1並び(11111円、つまり税引き後に1万円になる)とか、売れてる雑誌だと半ページで1万円とかあります。
逆にせせこましいと原稿料-税金から、さらに「銀行振り込み手数料」を引くところもあったり。
支払い時期もまちまちですが、書いた本の出版後が普通ですね。
早いところで翌月。遅いと3ヶ月以上先なんてこともあります。
これは文字も漫画も同じかな?
原稿の〆切も雑誌によって異なるので一概にはいえませんが……
例えば、〆切が一ヶ月前の雑誌があったとして。
11月18日売りの雑誌の場合、〆切は10月18日。
支払いの早い出版社なら12月の下旬、遅いと2~3月となります。
仕事が途切れると、どの時期から自分が貧乏になるかハッキリ分かるのが怖いのがこの職業です(笑)。
私の場合、隙間には他の(作家業以外の)仕事を入れるのですが……
作家業オンリーの人の場合、その時期に収入があるようコンビニや日雇いの仕事を入れて収入を調整していることもあります。
結構なベテランさんがそういうことをやっていることもあり、そういうのを聞くとちょっと暗い気分になったり。
絵描きの人は同人即売会で臨時収入を稼げるケースも多いのですが(つか商業より稼ぐ人もめずらしくないわけですが)、文字書きはそういう潰しがきかないのですね。
もう一つの柱が印税。
書き下ろし系の作家さんの場合、こちらがメインの収入となります。
これは簡単に。だいたい税抜き定価の10%。
原作付きの場合、筆者に7%で原作者に3%とか、8%2%とか、優しい出版社さんだと印税比率そのものをあげて9%3%とかいうパターンがあります。
その他、1冊単位でいくら……としているところもあるようですが、私はそういうシステムのところで書いた事がないのでわかりません。
印税は刷った分で発生します。
だから1万冊刷れば、たとえ1冊しか売れなくても作家には1万冊分の印税が入ります。
……まあ、そういう作家さんの本は二度と出してもらえないでしょうが。
というか、多く刷ったとかいう理由がない限り、最低1回は重版かからないと次の本は難しかったりしますね。
ちなみにリンドリは35000部のはず。
一番売れたのはMAGIUSのエヴァで重版連発でしたが、これはまあ「エヴァンゲリオン」という名前のおかげ。
原作者付きなので部数はあえていいません。
私は最近単行本の方には手を出していませんが、初版部数がどんどんおちてきています。
シェアは広がったけれど、書き手も増えたから1つあたりが弱くなってしまった感じ。
昔は初版は最低2万が当たり前だったけど、最近は1万ちょいもめずらしくありません。
とか書いてたら、ちょっと単行本が懐かしくなった……
こっそり別の名前でどっかの賞に出してみようかな……
いろいろぐだくだ書いてみましたが(アニメ見ながらだから本当にぐだぐだだ)。
まぁ、なんというか。
文字書きを目指す人は、文字書きも職業の一つであることを覚えておいてください。
つまり。
生活を維持できない文字書きは、プロの文字書きではないとかそういうことを……
……言いたかったんでしょうか(聞くなよ)?
1年2年を維持することは、そんなに難しくはありません。
でも、10年、20年と続けていくのは至難です。
最近はネットでの小説家講座とか、現実でも専門学校とかもあるみたいなので……
いかにしたら魅力的でわんだほーで惹きつけられる文字を書けるようになるのか、とかそういう知識はそちらに任せます。
気づいたら文字書きになっていた人間の出番ではありません。
用語や知識だけなら、十数年やっている私より専門学校でしっかり授業をうけた人の方が詳しいことすらあるかもしれません(笑)
実際
「プロなのにそんなこともしらないんですか?」
と言われることもあります。
そういうとき私はたいてい
「知らないので教えてください」
と答えます(興味のないものなら「ええ、知らないです」ですませます)。
んー……と。
その他、文字書きさんたちの営業とか、廃業の時とか、色々書くことがうかんではいるのですが……
なんかすでに長くなってしまったのでまぁいいやということで。
こういうふうにだらだら長く書いてしまうのが悪い癖ですね。
文字書きを目指している方の参考に少しはなったでしょうか?
何か聞きたいことでもあったらコメントでも入れてくださいませ。
答えられることなら答えます(今日なら)。
ただし、最初に断っているように、後で消す可能性があります(特に、荒れちゃったりしたら)。
ではでは。
(書き途中見てたもの「無敵看板娘」「パワパフZ」)
※ちょっと、というのは商業レベルで見て「ちょっと」であると断っておきます。また、売り込みというのは企画を絡めた企業的なプッシュです。個人の原稿持ち込みや営業は必須です。
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