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香澄とつかさのだらだら日記567日目

女子寮のある部屋での会話

(雑巾片手の3人)

草薙:終わり……です。
辻 :うん。綺麗になった。
真鍋:ふひー。

(最後の掃除、終了)

辻 :いやー……こうして見ると……

(ガランとした部屋)

辻 :荷物のないこの部屋って、案外広……………………

(言葉が止まる)

辻 :……………………くないね、やっぱり。
真鍋:狭いよ。
草薙:引越先を見た後だと、そうなりますよねぇ。

(引越先は、リビングだけで倍広い)

真鍋:広いって感じたのはあン時だね。
辻 :ん?
真鍋:カオスがベッド壊して布団になったとき。
辻 :あー……

(あの晩、2人は空が降ってくる恐怖を味わった)

辻 :確かに。ベッド無くなったときは広く感じた。
真鍋:そうじゃなかったら、3人はキツかったと思う。
草薙:ですね……

(バケツに雑巾を戻す)

真鍋:………………………………
辻 :………………………………
草薙:………………………………

(それぞれの想いを込めて、部屋を見る3人)

辻 :長かったなぁ……この部屋にいたの。
草薙:入門時からですか?
辻 :うん。さおさおと一緒で。
真鍋:お、昔の女の話か。
辻 :昔の女とかいうな。
真鍋:いいわ……あなたの心にいるあの女ごと愛してあげる!
辻 :誰だお前。

(映画撮影の名残)

草薙:なんで幸音鈴さんとは別室に?
辻 :つかさが同期とトラブル起こして、ボクが面倒見ることになった。
草薙:へぇ。
真鍋:そーだったんだ。
辻 :いや、つかさは知っとけ。
真鍋:そーいや、入門したての時はモメた記憶ある。
辻 :ある、じゃないよ。

(まあ、色々ありました)

真鍋:………………………………
辻 :………………………………
草薙:………………………………

(また、沈黙)

真鍋:もう、やることないっけ?
辻 :うん。掃除道具戻すだけ。
草薙:布団は……このままで良いんでしたっけ?
辻 :山本さんがクリーニングに出してくれる。
真鍋:そっか……
辻 :うん。
真鍋:…………あたしらの追い出し会は?
辻 :7時から。駅の改札口集合。
草薙:じゃあ、そろそろ動かないと……ですね。
辻 :うん。じゃ、最後に挨拶だけ行くよ。
草薙:はい。

(3人、部屋の入り口に正座)

真鍋:………………………………
辻 :………………………………
草薙:………………………………

(背筋を伸ばし)

辻 :今まで、ありがとうございましたぁっ!
草薙:ありがとうございましたっ!
真鍋:…………したっ!!

(部屋に向かって、一同、礼)

真鍋:………………………………
辻 :………………………………
草薙:………………………………

(深く頭を下げ……)

真鍋:うし!
辻 :ん。
草薙:…………

(立ち上がる)

真鍋:じゃあ新居に寄って駅いこ!!
辻 :うん。着替えて……
草薙:シャワー浴びる時間あるでしょうか……

(部屋を退出する3人)

辻 :急げば……あるんじゃない?
真鍋:あー、ハラへったー。肉?
草薙:今日はみなさんにーお任せですから……

(だんだん遠くなっていく声)

真鍋:あいつら、ちゃ……肉……んだろーなー……
辻 :まぁま……ゆっこ先輩の引………レー……
草薙:……したね………………で…………

(遠くなっていく足音)

(………………………………)

(静寂)



(女子寮のある部屋)

(誰もいない部屋)

(からっぽの部屋)

(やがては、新しい住人を迎える部屋)

(次に、どんな住人がやってくるのかは分からない)

(ただ、次に来る住人も)

(ここでは外での疲れを癒し、安らぎ、夢を見てくれればいい)

(そうなればいいな、と)

(この建物は思った)



(……かもしれない)





(香澄とつかさのだらだら日記、おしまい)


(他の切り口で何か書くことがあるかも知れませんが、とりあえずはこれで一区切り)

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香澄とつかさのだらだら日記566日目

女子寮のある部屋での会話

(最後のダンボールを閉じる辻)

辻 :……これで、よし。

(引越準備、完了)

真鍋:本当に前日に全部終わっちゃった。
草薙:これで、明日は運ぶだけです。

(荷物は6つのダンボールと3つの服(ゴミ)袋と魔王さまとテレビ、パソコン一式)

辻 :ちょっと手洗ってくるねー。
真鍋:あーい。

(部屋の片側に寄せられた引っ越しの荷物)

草薙:この部屋で寝るのも、今日で最後ですね。
真鍋:うん。

(敷かれた布団は、寮の備品)

真鍋:そう考えると名残惜しいなー。

(布団に頬、すりすり)

真鍋:このせんべ布団も、今となっては愛おしいっつーか。
草薙:分かります。

(布団をなでる草薙)

草薙:私、ずっと1人部屋でしたから……
真鍋:あれ、最初からなの?
草薙:ええ。
真鍋:活躍しはじめてからじゃないんだ。
草薙:はい……会社に気を使われたんでしょうね。
真鍋:気?
草薙:ほら。巫女とか、そういう……

(少し寂しさと後ろめたさの混じる口調で)

真鍋:へー。
草薙:当時は、そう思ってませんでしたが……今から考えると羨ましかったんでしょうね。
真鍋:誰を?
草薙:他の同期を……
真鍋:……ふぅん。
草薙:香澄さんと幸音鈴さんが同室で、毎日騒がしかったんですよ。
真鍋:そっか……香澄ん、最初はさおさお先輩と一緒なんだっけ。
草薙:それで、私はずっと……なんて騒がしい人たちなんだろうって。
真鍋:あの2人、今も組むとうっさいもんねー。
草薙:つかささんがいいますか?
真鍋:にへへへへへ。
草薙:それで、必要以上に「自分は1人で平気」って示したかったんでしょうね。

(微笑み)

草薙:常にすました風に取り繕って……
真鍋:あー……昔のみことん、ヤなヤツだったもんにゃー。
草薙:や……ヤなヤツでしたか?
真鍋:うん。お高くとまってて。
草薙:す……すみません。

(赤面)

真鍋:いーっていーって。そのうち分かったもん。
草薙:……何をです?
真鍋:みことん、あたしの同類だって。
草薙:同類?
真鍋:あたしも、この部屋が初めての「居場所」なんだ。
草薙:………………………………
真鍋:………………………………

(見つめ合う2人)

草薙:それは……
辻 :ふいー。ただいまー。

(手を洗って戻ってきた辻)

真鍋:おかえりー。
草薙:お疲れ様でした。
真鍋:ま、その話はまたそのうちに。
草薙:あ、はい。
辻 :なんの話?
真鍋:香澄んの抱き心地の話。
辻 :ぶっ!

(吹く辻)

真鍋:香澄んに抱きついて寝ると安心するよねーって話してたの。
辻 :みことさんがそんな話に付き合うわけないだろー。
草薙:……え……っと。
真鍋:してたよねー。
草薙:その……
辻 :みことさんも怒っていいんだよ?
草薙:し……してました……
辻 :……………………へ?

(目が点)

真鍋:今日はしっかり抱きついて寝ようねーって。
草薙:そ、そうです。

(草薙、こくこく)

辻 :み……みことさんが壊れた……
草薙:こ…………壊れてません。
真鍋:ちょっと素直になっただけだよー。
辻 :え~~?
真鍋:と、ゆーわけで。寝よう、香澄ん。

(布団、ぽんほん)

草薙:そうです。寝ましょう。

(布団の真ん中を、ぽんぽん)

辻 :いや、寝るけどさ……

(釈然としない辻)

真鍋:この部屋に思い残しのないように寝ようね。
草薙:そうですね。しっかり寝ましょう。
辻 :…………寝る前にそんな盛り上がってたら、寝付けないとおもうよ。
真鍋:大丈夫。香澄んに抱きついてると自然に眠くなる!
草薙:香澄さんは自分を過小評価しすぎです!
辻 :いや、何の評価だかわかんないから。

(そして、寮生活最後の夜はふけていく)





(明日で、おしまい)

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香澄とつかさのだらだら日記565日目

女子寮のある部屋での会話

(ドアの外に朝比奈)

朝比奈:んじゃ、車の用意しとくな。
辻 :お願いします。

(引っ越しの打ち合わせ)

朝比奈:マジでバンでいいのか?
辻 :はい。
真鍋:あのねー、道せまいの。
朝比奈:へぇ、そんなに。
真鍋:うん。会社のトラックだと入んないね。
朝比奈:マジ?
辻 :多分。
朝比奈:……そっか。

(区画整理外の道は普通車ギリギリの狭いところが多かったりします)

朝比奈:じゃあ、バンでピストンかな。
真鍋:ピストンするほどあるかな?
朝比奈:………………………………

(部屋を見回す朝比奈)

朝比奈:一発ですむか。
辻 :多分。

(所詮、6畳一間)

真鍋:一番大きいのがテレビだもんね。
草薙:布団もタンスも寮の備品ですし。
真鍋:タンスの中身、ゴミ袋2つでおさまったし。

(東京都指定の透明ゴミ袋の中に、3人の着替え)

朝比奈:………………………………

(あんまりな引っ越し準備に、ちょっとめまい)

朝比奈:……おまえら…………女なんだから……こぅ…………ゴミ袋って……
真鍋:だって、ラクだし~。
朝比奈:……草薙ぃ。
草薙:あ……あの……近所ですし……確かに十分ですし……

(赤くなりながらも言い訳)

朝比奈:朱に交われば赤くなるもんだなぁ……
真鍋:いや、むしろみことんの方が最近は朱だね。
草薙:そ、それはさすがにありません。
朝比奈:あー。いい、いい。

(手をヒラヒラ)

朝比奈:それでも、祐希子にくらべりゃマシだ。
辻 :はぁ……
真鍋:ゆっこ先輩、もっと凄かった?
朝比奈:凄かったっつーか……

(回想)

朝比奈:あんにゃろう。引っ越し当日も普通に生活してやがった。
辻 :…………?
真鍋:ふつー?
朝比奈:おう。引っ越し当日、来島と部屋に行ったら寝てた。

(思い出して額に怒りマーク)

辻 :ね……ねてた?
朝比奈:部屋も散らかってて、引っ越しの支度なーんもしてやがらなかった。
辻 :へ……へ~……
草薙:さ……さすがというか……
真鍋:オーモノ ハ チガウ ネー

(そうとしか言えない)

朝比奈:ま、それに比べりゃ……ゴミ袋でも準備してるだけマシか。

(自分を納得させている)

真鍋:えらいだろー。
辻 :いや、いばるほどじゃないから。
朝比奈:うし。じゃあ明後日はキビキビ動けよ。2時間で終わらせっぞ。
真鍋:あーい。


(いよいよ、引っ越しです)

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香澄とつかさのだらだら日記564日目

女子寮のある部屋での会話

(ぐったりしている辻)

辻 :……あ~~……
真鍋:だいじょーぶ?
辻 :……なんとかね~~。
草薙:お茶、煎れましたよ。
辻 :……ありがと~。

(今日はライトの祭典がありました)

辻 :………………………………
真鍋:………………………………
草薙:………………………………

(お茶を一口すする)

辻 :……はぁ……
草薙:け、けっこう良い試合だったと思いますよ。
真鍋:うん。盛り上がってた盛り上がってた。
辻 :アリガト。

(ふぅ……とため息)

辻 :でも、勝ちたかったなぁ。
真鍋:香澄ん……
辻 :投げ合戦になったから……勝ちたかった。

(得意ジャンルで負けたので、結構悔しい)

真鍋:だ、だいじょーぶっ。次やれば勝てるって~。
草薙:そうですよ。相手はまだキャリアが若い分、荒削りでしたし。
辻 :キャリアかぁ。

(ん~……と天井を見る)

辻 :あれで、ボクよりキャリア下だもんなぁ。
真鍋:身体能力だけで投げてたもんね……さすが外人。

(対戦相手は海外選手)

辻 :うん……確かに、ライトのパワーじゃないよアレ。持ち上げる力、上戸さん並。
草薙:……そんなに?
辻 :うん。
真鍋:うへー。ライトの妹でそれなら、筋肉ダルマの姉の方なんかどーなの?

(もう一口、お茶をすする)

辻 :ふぅ。

(そのまま大の字)

真鍋:香澄ん……
草薙:……………………
辻 :そんな声出さないでよ。平気。

(手をヒラヒラ)

辻 :落ち込むのは今日だけだから。
真鍋:…………そう?
辻 :うん。

(顔を見合わせる真鍋と草薙)

真鍋:今日はあたしが腕まくらしようか?
辻 :よけいな気遣いはしなくていーから。
草薙:では、私の膝枕で寝ますか?
辻 :みことさんは最近、つかさに染まりすぎだから。


(落ち込むのもバカらしくなる部屋)

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香澄とつかさのだらだら日記563日目

女子寮のある部屋での会話

(テレビを見ている真鍋と辻)

真鍋:ねぇ…………みことんは?
辻 :まだお風呂じゃない?
真鍋:むぅ。

(壁に背もたれ、横向きにテレビを見ている真鍋)

真鍋:…………………………………………
辻 :今日も暗いニュースばかりだなぁ。

(国外が大変血なまぐさいことになっています)

真鍋:………ねぇ。
辻 :ん?

(ゆーうつそうな真鍋)

真鍋:コレ……いい加減に治してくれないかなあ。
辻 :二度としないって誓ったらしてくれるんじゃない?
真鍋:それだと、負けた気分に……
辻 :いや、もう完全に負けてるから。
真鍋:…………むぅ。

(押し黙る)

真鍋:………………………………
辻 :………………………………
真鍋:………………………………
辻 :ねぇ。
真鍋:なに?

(真鍋、テレビの方をむいたまま)

辻 :首、ほんとーにもとに戻らないの?
真鍋:無理に正面向こうとすると、激痛。
辻 :そんなにか。

(首が横向きのまま、動かない模様)

辻 :すごいなぁ……
真鍋:くそ~、みことんめ~。
辻 :昨日、調子に乗ったりするから。

(昨日の仕返しのようです)

真鍋:みてろよ~……次は、腰が抜けて立てなくなるくらい舌入れてやる~。
辻 :いや、こりなよ。
真鍋:あたしは暴力には屈服しないのだ!
辻 :のだ……って。


(不屈の闘志の無駄遣い)

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